ちょい昔のこと その7
91年12月からチェーン展開を始めた海鮮丼専門店の「ザ・どん」は、蒸しうにいくら丼、ねぎとろ丼、ごまだれ鉄火丼など18種類の海鮮丼を提供していました。
イクラとウニの下に黄色の錦糸卵を敷き詰めるなど見た目も意識。
ファッション性を重視し、味だけでなく、素材の色合いなどにも工夫を凝らしていました。
「魚介類のヘルシー感覚と平均で850円という値ごろ感」がうけ、大阪・江坂にある1号店の売り上げは当初予想の2倍という盛況ぶりでした。
店舗数も9月には6店にまで増やしたそうです。
すかいらーく、デニーズなどのファミリーレストランも、次々に海鮮丼をメニューに導入してきました。
70年代初頭に登場したファミリーレストランに真っ先に飛び付いた団塊の世代も、中年期を迎えるとともに"ハンバーグに拒否反応"を示すようになり、和食への傾斜を急速に強めていました。
こうした傾向を察知したファミリーレストランが、誘客の目玉として打ち出し始めたわけです。